トランクルームは季節用品や家具、仕事の書類などを気軽に預けられる便利な収納スペースです。ただし、契約上「預けてはいけないもの」が決められていることをご存じでしょうか。
この記事では、プラスルームの収納契約約款をもとに、トランクルームに預けられないものを一覧で紹介し、それぞれの理由や、大切な荷物を守るための保管の注意点をわかりやすく解説します。
トランクルームに預けられないもの一覧
まずは、トランクルームに預けられないものを一覧で確認しましょう。
| 分類 | 具体例 |
|---|---|
| 貴重品・高価物 | 宝石、貴金属、現金、有価証券、権利や事実を証明する書類(契約書の原本・権利証など) |
| 美術品・骨董品 | 書画、骨董品、勲章、美術品 |
| データ・記録媒体 | 設計図書、マイクロフィルム、コンピューターソフト、磁気テープ |
| 危険物 | ガソリン・灯油などの揮発性のもの、爆発物、その他の危険物 |
| 生き物 | ペットなどの動物、観葉植物などの植物 |
| におい・腐敗・汚れの原因になるもの | 食品・生もの、臭気を発するもの、不潔なもの、室内を汚損・毀損するおそれのあるもの |
| 法令で保管できないもの・公序良俗に反するもの | 遺骨、法律で所持・保管が禁止されているもの |
| 高額な動産 | 定価の総額が80万円を超えるもの、1点または1組で定価20万円を超えるもの |
| その他 | 保管に適さないと判断されるもの |
ここからは、それぞれの品目について、なぜ預けられないのかを詳しく見ていきます。
トランクルームに預けられないものと、その理由
宝石・貴金属・現金・有価証券などの貴重品

宝石や貴金属、現金、株券などの有価証券は預けられません。また、権利証や契約書の原本など「権利や事実を証明する書類」も対象です。
トランクルームは「収納スペースを貸すサービス」であり、荷物そのものを預かって管理する「倉庫(寄託)」とは異なります。万が一の盗難や災害の際に補償が難しいため、貴重品はご自宅の金庫や銀行の貸金庫での保管がおすすめです。
書画・骨董品・勲章・美術品

絵画や掛け軸、骨董品、勲章、美術品も預けられません。これらは一点ものが多く、金銭では代えがたい価値があるうえ、温度・湿度の変化によって劣化しやすいためです。美術品の保管には、温湿度を厳密に管理した専門の美術品倉庫の利用を検討しましょう。
設計図書・マイクロフィルム・ソフトウェア・磁気テープ

設計図書やマイクロフィルム、コンピューターソフト、磁気テープなど、データや記録を残した媒体も対象外です。紛失・破損した場合に再現が難しく、湿気や温度の影響でデータが失われるおそれもあります。重要なデータはバックアップを取ったうえで、適切な環境で保管してください。
ガソリン・灯油・スプレー缶などの危険物

揮発性のあるもの、爆発物、その他の危険物は預けられません。具体的には、ガソリン、灯油、ガスボンベ、花火、引火性の塗料・溶剤などが該当します。火災が起きればご自身の荷物だけでなく、ほかの利用者の荷物や建物にも被害が広がるため、特に注意が必要です。
ストーブや発電機、草刈り機などを預ける場合は、燃料を完全に抜いてから搬入しましょう。
ペットや植物などの生き物

動物や植物などの生き物は、短時間であっても預けられません。トランクルーム内は生き物が過ごせる環境ではなく、命に関わるためです。観葉植物も日光や水やりができないため対象外となります。
食品・においの強いもの・汚れたもの
臭気を発するもの、腐ったり変質したりしやすいもの、不潔なもの、室内を汚したり傷つけたりするおそれのあるものも預けられません。食品や生ものは腐敗して悪臭や虫・カビの原因となり、ほかの利用者にも迷惑がかかります。
泥のついたアウトドア用品やタイヤ、汚れた衣類などは、きれいに洗って乾かしてから預けるようにしましょう。
遺骨など法令で保管できないもの

各種法令により保管できないもの(遺骨などを含む)や、公序良俗に反するものも預けられません。遺骨の一時的な安置先にお困りの場合は、寺院や霊園、納骨堂などにご相談ください。
定価総額80万円・1点20万円を超える高額品

意外と見落としがちなのが金額の上限です。定価の総額が80万円を超えるもの、または1点(1組)で定価20万円を超えるものは保管できません。高級ブランド品、高価な家電・楽器・カメラなどは、定価を確認してから預けるようにしましょう。
その他、保管に適さないと判断されるもの
上記以外でも、保管に適さないと判断されるものはお断りする場合があります。「これは預けても大丈夫?」と迷ったときは、契約前・搬入前にお気軽にお問い合わせください。
トランクルームで禁止されている使い方
預けるものだけでなく、トランクルームの使い方にもルールがあります。次のような使い方は禁止されています。
- 住居・事務所・店舗として使うこと
- 室内に滞在・宿泊すること
- 室内で喫煙・飲食すること
- 許可なく模様替えや造作をして現状を変更すること
- 使用権を譲渡・転貸したり、第三者に使わせたりすること
- 看板・広告・掲示物などを設置・貼付すること
- 廊下などの共用部に荷物を置くこと、ほかの利用者の迷惑になる行為
特に共用部への荷物の放置は、ほかの利用者の通行の妨げになるだけでなく、処分の対象となる場合があります。荷物は必ずご自身の区画内に収めましょう。
トランクルームに荷物を預けるときの注意点
預けられるものであっても、保管のしかたによっては荷物が傷んでしまうことがあります。大切な荷物を守るためのポイントを押さえておきましょう。
湿気・カビ対策をしておく
衣類や布団、革製品、紙類はカビや黄ばみが発生しやすい荷物です。しっかり乾燥させてから収納し、除湿剤を一緒に入れておくと安心です。ダンボールは湿気を吸いやすいため、長期保管には密閉できるプラスチックケースがおすすめです。
床に直置きせず、すのこや棚を活用する
床に直接荷物を置くと、湿気がこもりやすくなります。すのこやスチールラックを使って床から浮かせ、通気性を確保しましょう。棚を使えば区画内のスペースも有効活用できます。
荷物の破損・盗難への備えをしておく
トランクルームは収納スペースを貸すサービスのため、保管中の荷物の罹災(漏水を含む)・盗難・汚損・破損・品質の低下・カビ・黄ばみなどの損害は、原則として利用者側の管理となります。壊れやすいものは緩衝材で包む、重いものは下・軽いものは上に積むなど、梱包と積み方を工夫しましょう。必要に応じて、ご自身で動産保険への加入を検討するのもおすすめです。
何を預けたかリストにしておく
箱の中身をメモやスマートフォンの写真で記録しておくと、取り出したいものをすぐに見つけられます。箱の側面に中身を書いておくのも効果的です。
まとめ|ルールを守ってトランクルームを安心・便利に使おう
トランクルームに預けられないものは、主に次のとおりです。
- 宝石・現金・有価証券・権利証などの貴重品
- 書画・骨董品・美術品、設計図書や記録媒体
- ガソリン・灯油などの危険物
- 動物・植物などの生き物
- 食品・においの強いもの・汚れたもの
- 遺骨など法令で保管できないもの
- 定価総額80万円・1点20万円を超える高額品
ルールを守り、湿気対策や梱包を工夫すれば、トランクルームは自宅のスペースを広げる心強い味方になります。プラスルームは全国各地に屋内型トランクルームを展開しています。お近くの店舗をぜひチェックしてみてください。
